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令和2年 司法試験 短答式 刑法 第8問ウ 解説

問題

公務執行妨害罪に関する次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。 ウ.窃盗犯人甲は,その窃盗行為を目撃した制服警察官乙から追跡されている途中で,逮捕を免れるため,同人に対し,その反抗を抑圧するに足りる程度の暴行を加えて抵抗し,そのまま逃走した。甲には事後強盗罪のみが成立し,公務執行妨害罪は成立しない。
  1. ①正しい
  2. ②誤っている正解

解説

要点
窃盗犯人が逮捕を免れるため職務執行中の警察官に暴行を加えた場合、事後強盗罪と公務執行妨害罪の両方の構成要件を満たし、両罪は観念的競合となる。一方の罪が成立すれば他方は不成立、という発想は誤り。

結論

選択肢2が正しい。窃盗犯人が逮捕を免れるために職務執行中の警察官へ暴行を加えた場合、事後強盗罪(刑法238条)だけでなく公務執行妨害罪(刑法95条1項)の構成要件も同時に満たすため、両罪が成立し観念的競合となる。事後強盗罪のみが成立するとする本肢の記述は誤り。

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出典:法務省「令和2年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。