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令和元年 司法試験 短答式 憲法 第3問ア 解説

問題

憲法の明文で規定されていない権利・自由に関する次のアからウまでの各記述について,最高裁判所の判例の趣旨に照らして,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。 ア.何人も,個人に関する情報をみだりに第三者に開示又は公表されない自由を有するところ,行政機関が住民基本台帳ネットワークシステムにより個人情報を収集,管理又は利用することは,外部からの不当なアクセス等による情報漏えいの具体的な危険があるものの,正当な行政目的の範囲内において行われるものである以上,かかる自由を侵害するものではない。
  1. ①正しい
  2. ②誤っている正解

解説

要点
住基ネット訴訟(最判平成20年3月6日)は、システムに情報漏えい等の具体的な危険がないことを前提に、正当な行政目的の範囲内であれば個人情報をみだりに第三者に開示・公表されない自由を侵害しないとした。「具体的な危険がある」という記述に置き換えると誤りになる点に注意。

結論

選択肢2が正しい。判例は住基ネットについて情報漏えい等の具体的な危険が「ない」ことを前提に自由の侵害を否定しており、本肢のように「具体的な危険があるものの」侵害しないとする論理構成は判例の趣旨と異なるため誤りである。

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出典:法務省「令和元年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。