平成30年 司法試験 短答式 民法 第23問 解説
問題
民法上の金銭消費貸借に関する次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし誤っているものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。
ア.金銭消費貸借の予約は,書面によらなければならない。
イ.貸主が借主の指示する第三者に金銭を交付した場合であっても,金銭消費貸借は効力を生ずる。
ウ.金銭消費貸借において,反対の意思の表示がない限り,貸主は法定利率による利息を請求することができる。
エ.金銭消費貸借において貸主が利息を請求することができる場合,借主は,特約のない限り,元本を受け取った日を含めて利息を支払わなければならない。
オ.金銭消費貸借において,返還場所に関する合意をしなかった場合には,借主は貸主の現在の住所に弁済金を持参して返還をしなければならない。
- ①ア ウ正解
- ②ア エ
- ③イ ウ
- ④イ オ
- ⑤エ オ
解説
要点
消費貸借は無利息が原則で利息には特約が必要なこと(現行589条1項)、旧法下では消費貸借の予約に方式の定めがなく書面は不要であったことを押さえる。現行法では書面でする消費貸借(587条の2)との関係に注意。
結論
誤っているのはアとウであり、選択肢1が正しい。消費貸借の予約に書面は不要であり(アが誤り)、利息は特約がなければ請求できないのが原則である(ウが誤り)。
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出典:法務省「平成30年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
