平成30年 司法試験 短答式 憲法 第4問イ 解説
問題
信教の自由に関する次のアからウまでの各記述について,最高裁判所の判例の趣旨に照らして,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
イ.信仰上の理由から剣道実技の履修を拒否した高等専門学校の生徒に対して学校長が行った原級留置処分及び退学処分は,履修拒否が生徒の信仰の核心部分と密接に関連する真しな理由からのものであり,代替措置の申入れに対して学校側はそれが不可能でないのに何ら検討することなく拒否したなどという事情の下では,裁量権の範囲を超えて違法である。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
剣道実技拒否事件(最判平成8年3月8日)は、信仰上の真摯な理由による履修拒否に対し、代替措置を可能であるのに何ら検討せず原級留置・退学という重大な処分を行ったことを裁量権の逸脱・濫用として違法とした。事案の要素(信仰の核心部分との密接な関連・真摯性・代替措置の不検討・処分の重大性)とセットで覚える。
結論
選択肢1が正しい。最高裁は、信仰上の真摯な理由による剣道実技の履修拒否に対し、代替措置の検討をせず原級留置・退学処分を行った学校長の判断を、裁量権の範囲を超える違法なものと判断した。
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出典:法務省「平成30年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
