平成29年 司法試験 短答式 憲法 第5問イ 解説
問題
いわゆる政教分離に関する次のアからウまでの各記述について,最高裁判所の判例の趣旨に照らして,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
イ.宗教上の祝典,儀式,行事については,その目的が宗教的意義を持ち,その効果が宗教に対する援助,助長,促進又は圧迫,干渉等になるような行為であれば,憲法第20条第3項により禁止される「宗教的活動」に含まれるが,その判断に当たっては,社会通念に従って客観的になされなければならないから,行為者がどのような宗教的意識を有していたかについてまで考慮に入れるべきではない。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
目的効果基準の適用にあたっては、行為の外形だけでなく行為者の意図・目的・宗教的意識の有無・程度も考慮要素とされる(津地鎮祭事件判決)。
結論
選択肢2が正しい。判例は目的効果基準の適用にあたり、行為の外形的側面のみでなく、行為者の宗教的意識の有無・程度も考慮すべきとしているため、本記述の「考慮に入れるべきではない」という部分が誤りである。
この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
無料で始める間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
出典:法務省「平成29年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
