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平成29年 司法試験 短答式 刑法 第7問 解説

問題

次の【記述】中の①から④までの( )内から適切な語句を選んだ場合,その組合せとして正しいものは,後記1から5までのうちどれか。【記 述】被害者の同意が問題となる場合としては,一般に以下のような分類がなされている。第1は,被害者の意思に反することが構成要件要素になっている場合であり,この類型においては,被害者の同意は構成要件該当性を阻却する。窃盗罪は,この類型に①(a.入る・b.入らない)。第2は,被害者の同意の有無が犯罪の成立に影響を及ぼさない場合である。13歳未満の者に対するわいせつ行為は,この類型に②(c.入る・d.入らない)。第3は,被害者の同意がある場合とない場合が分けて規定され,被害者の同意があると軽い方の罪が成立する場合である。業務上堕胎罪は,この類型に③(e.入る・f.入らない)。第4は,被害者の同意が行為の違法性を阻却する場合である。住居侵入罪の「侵入」を住居権者・管理権者の意思に反する立入りと解した場合,同罪は,この類型に④(g.入る・h.入らない)。
  1. ①①a ②c ③e ④h正解
  2. ②①a ②c ③f ④h
  3. ③①a ②d ③f ④g
  4. ④①b ②c ③e ④h
  5. ⑤①b ②d ③f ④g

解説

要点
被害者の同意の四分類(①構成要件阻却型/②同意無関係型/③同意で軽い罪が成立する型/④違法性阻却型)を、各罪の構成要件文言に立ち返って当てはめられるようにする。

結論

選択肢1(①a ②c ③e ④h)が正しい。窃盗罪は同意があれば「窃取」に当たらず構成要件該当性が阻却される第1類型、13歳未満の者に対するわいせつ行為は同意の有無を問わず成立する第2類型、業務上堕胎罪は同意の有無で適用条文(214条・215条)が分かれる第3類型に該当し、住居侵入罪を意思侵害説で理解する場合は「侵入」の解釈自体に同意の有無が組み込まれるため第1類型であり第4類型には入らない。

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出典:法務省「平成29年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。