平成28年 司法試験 短答式 憲法 第17問イ 解説
問題
違憲審査に関する次のアからウまでの各記述について,判例の趣旨に照らして,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
イ.嫡出でない子の相続分を嫡出子の相続分の2分の1とする民法の規定は,遅くとも同規定が違憲とされた事案の被相続人の相続が開始した時点において,憲法第14条第1項に違反していたとする最高裁判所の決定は,当該事案限りのものであって,先例としての事実上の拘束性はない。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
最大決平成25年9月4日は、違憲判断の遡及効を限定(本決定までに裁判・合意等により確定的となった法律関係には影響しない)する一方、本決定が「先例としての事実上の拘束性」を有することを前提としており、当該事案限りの判断ではない。
結論
選択肢2が正しい。非嫡出子相続分規定を違憲とした最大決平成25年9月4日は、単に当該事案限りの判断ではなく、自ら「本決定の先例としての事実上の拘束性」に言及し、これを前提として確定的な法律関係への影響を限定したものである。したがって本記述は誤りであり、正解は「2(誤っている)」である。
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出典:法務省「平成28年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
