平成28年 司法試験 短答式 憲法 第17問ア 解説
問題
違憲審査に関する次のアからウまでの各記述について,判例の趣旨に照らして,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ア.第三者の所有物を没収する言渡しを受けた被告人は,当該第三者の権利を援用して,所有者に対し何ら告知,弁解,防御の機会を与えることなくその所有権を奪うことは憲法に違反する旨主張することはできない。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
第三者所有物没収事件判決は、没収が被告人に対する付加刑であり、被告人も占有の喪失や第三者からの賠償請求の危険という不利益を受けることから、所有者に告知・弁解・防御の機会を与えない没収の違憲を被告人が主張できるとした点を押さえる。
結論
判例は、被告人が第三者の所有物没収について、その第三者に告知・弁解・防御の機会が与えられなかったことを理由に憲法違反を主張することを認めている。したがって本記述は誤りであり、選択肢2が正しい。
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出典:法務省「平成28年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
