平成27年 司法試験 短答式 民法 第31問 解説
問題
親権と未成年後見に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。
ア.後見人は,正当な事由があるときは,家庭裁判所の許可を得て,その任務を辞することができる。
イ.親権を行う者が財産管理権を有しない場合に選任された未成年後見人であっても,財産管理権のほか,身上監護権も有する。
ウ.離婚に際し,協議により父母の一方を親権者と定めた場合には,父母の協議により親権者を変更することができる。
エ.親権停止の審判によって未成年者に対して親権を行う者がなくなるときは,後見が開始する。
オ.特別養子を除く養子(いわゆる普通養子)は,実親及び養親の共同親権に服する。
- ①ア イ
- ②ア エ正解
- ③イ オ
- ④ウ エ
- ⑤ウ オ
解説
要点
未成年後見人の権限は選任理由に応じ財産に関する権限のみとなる場合がある(868条)こと、離婚後の親権者変更は協議ではなく家庭裁判所の審判による(819条6項)こと、養子の親権者は818条3項が定めることを正確に押さえる。
結論
正しい記述はアとエであり,選択肢2が正解である。アは後見人の辞任に関する844条の要件を正確に述べており,エは親権停止によって親権を行う者がいなくなる場合に後見が開始することを述べており,いずれも条文どおりで正しい。
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出典:法務省「平成27年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
