平成27年 司法試験 短答式 憲法 第16問ア 解説
問題
選挙に関する次のアからウまでの各記述について,最高裁判所の判例の趣旨に照らして,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ア.衆議院議員選挙における1人別枠方式については,人口の少ない県に居住する国民の意思をも十分に国政に反映させるという目的は合理的であるが,その結果生じる投票価値の較差が過大であるから違憲である。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
1人別枠方式については、判例は『導入時には一定の合理性があったが、その後の人口変動により合理性を失った』とした上で、選挙区割りは『違憲状態』にあるとしつつ、合理的期間内の是正がなかったとまではいえないとして『違憲』とはしていない。『合理的』『違憲』という表現の食い違いに注意する。
結論
選択肢2(誤っている)が正しい。最高裁は1人別枠方式について、制度導入当初は一定の合理性を有していたが、その後の人口変動により合理性を失ったと判示しており、また結論としても選挙区割りを『違憲』としたわけではなく『違憲状態』にとどめている。設問の記述はこの判例の趣旨と食い違う。
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出典:法務省「平成27年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
