平成27年 司法試験 短答式 憲法 第12問イ 解説
問題
二院制に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
イ.衆議院と参議院の関係について,日本国憲法は,衆議院に法律案及び予算の先議権を認めているが,法律案及び予算について両議院の意見が対立した場合には,両院協議会を開かなければならないとしている。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
先議権が認められるのは予算のみ(憲法60条1項)で法律案にはない。また議決不一致の場合、予算では両院協議会が必要的(60条2項)だが、法律案では衆議院が求めるときに開かれる任意的なもの(59条3項)である。
結論
記述イは誤りであり、選択肢2が正しい。誤りは二点ある。第一に、憲法が先議権を認めているのは予算についてだけであり(60条1項)、法律案には先議権の定めがない。第二に、予算については両院協議会が必要的手続とされているが、法律案については衆議院が求めた場合に開かれる任意的な手続にすぎず、「必ず開かなければならない」とはいえない。
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出典:法務省「平成27年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
