平成26年 司法試験 短答式 憲法 第10問ア 解説
問題
社会保障制度の合憲性をめぐる理由に関する次のアからウまでの各記述について,最高裁判所の判例の趣旨に照らして,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ア.限られた財源の下で福祉的給付を行うに当たり,国が自国民を在留外国人より優先的に扱うことは許されるが,特別永住者について障害福祉年金の支給対象から一切除外することは,不合理な差別となる。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
塩見訴訟(最判平成元年3月2日)は、限られた財源の下での社会保障上の外国人処遇について、自国民優先の取扱いを含め立法府の広範な裁量を認め、障害福祉年金からの在留外国人の除外を合憲とした。
結論
選択肢2(誤っている)が正しい。最高裁は、限られた財源の下で福祉的給付を行うに当たり自国民を在留外国人より優先的に扱うことも許されるとした上で、障害福祉年金の支給対象から在留外国人を除外することも立法府の裁量の範囲内であり不合理な差別ではないと判断しており、記述後段の「不合理な差別となる」という結論は判例の趣旨と正反対である。
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出典:法務省「平成26年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
