平成26年 司法試験 短答式 刑事訴訟法 第24問エ 解説
問題
逮捕状による逮捕と起訴前の勾留に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。ただし,判例がある場合には,それに照らして考えるものとする。
エ.どちらも,令状を執行した後,被疑者に対し,直ちに犯罪事実の要旨及び弁護人を選任することができる旨を告げた上,弁解の機会を与えなければならない。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
逮捕は令状執行後に犯罪事実の要旨等の告知と弁解の機会の付与が行われるが(203条1項・204条1項)、勾留では被疑事件の告知・陳述聴取(勾留質問、61条・207条1項)および弁護人選任権の告知(207条2項)が勾留状発付前に行われ、手続の順序が逆である点を押さえる。
結論
逮捕については令状執行後に弁解の機会が与えられるが、勾留については被疑者の陳述を聴く機会(勾留質問)は勾留状発付前に行われるものであり、令状執行後ではない。したがって「どちらも令状を執行した後」に弁解の機会を与えるとする記述エは誤りであり、選択肢2が正しい。
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出典:法務省「平成26年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
