平成24年 司法試験 短答式 行政法 第25問エ 解説
問題
行政裁量に関する次のアからエまでの各記述について,法令又は最高裁判所の判例に照らし,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
エ.工場排水の規制処分について法令により行政裁量が認められる場合において,裁判所が処分権限不行使の違法を理由とする国家賠償請求を認容するためには,処分権限の不行使が,その権限を定めた法令の趣旨,目的やその権限の性質等に照らし,具体的事情の下において,許容される限度を逸脱して著しく合理性を欠くと認められることが必要である。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
規制権限不行使の国賠法上の違法性は、法令の趣旨・目的・権限の性質等に照らし、権限不行使が許容限度を逸脱して著しく合理性を欠くかどうかで判断する(権限不行使の違法性=著しい不合理性の判断枠組み)。
結論
選択肢1が正しい。工場排水規制のような行政裁量が認められる権限の不行使について国家賠償責任を認めるためには、単に規制すべきだったという事後的評価だけでは足りず、判例が示す「著しく合理性を欠く」という高いハードルを満たす必要があるためである。
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出典:法務省「平成24年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
