平成24年 司法試験 短答式 行政法 第25問ア 解説
問題
行政裁量に関する次のアからエまでの各記述について,法令又は最高裁判所の判例に照らし,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ア.社会保障給付の申請に対する処分について法令により行政裁量が認められる場合において,裁判所が一定の処分をすべき旨を命ずる判決をするためには,その処分をしないことが裁量権の範囲を超え,又はその濫用となると認められることが必要である。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
申請型義務付け訴訟(行政事件訴訟法37条の3)では、併合提起した訴えの請求に理由があることに加え、処分をすべきことが法令から明らかであるか、処分をしないことが裁量権の範囲を超え又はその濫用となると認められることが必要であり、裁量処分については後者が要件となる。
結論
選択肢1が正しい。社会保障給付のように行政裁量が認められる処分について、裁判所が処分をすべき旨を命ずる判決(義務付け判決)をするには、その処分をしないことが裁量権の逸脱・濫用に当たると認められることが必要であり、これは行政事件訴訟法37条の3第5項が定める要件である。
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出典:法務省「平成24年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
