平成24年 司法試験 短答式 刑事訴訟法 第34問 解説
問題
鑑定に関する次の1から5までの各記述のうち,誤っているものはどれか。
- ①当事者の一方が鑑定を請求した場合,裁判所が鑑定を決定するについては,相手方又はその弁護人に意見を述べる機会を与えなければならない。
- ②裁判所は,選任した鑑定人に鑑定を命ずるに先立ってその尋問を行うが,尋問を行うための召喚に当該鑑定人が応じないときは勾引することができる。正解
- ③鑑定人には,鑑定をする前に,宣誓をさせなければならない。
- ④鑑定人に鑑定の経過及び結果を報告させるに当たっては,鑑定書により報告させる方法のほか,口頭で報告させる方法も認められている。
- ⑤鑑定人作成の鑑定書を取り調べた後,鑑定の過程について説明を求めるため,当該鑑定人を証人として尋問することができる。
解説
要点
鑑定人には証人に関する規定が準用されるが(刑訴法171条)、勾引に関する規定(刑訴法152条)は準用が除外されており、鑑定人は召喚に応じなくても勾引できない点が証人との決定的な違いである。
結論
誤っているのは選択肢2である。鑑定人には証人に関する規定が準用されるが(刑訴法171条)、証人の勾引に関する規定は準用が除外されており、鑑定人が召喚に応じなくても裁判所はこれを勾引することができない。
この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
無料で始める間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
出典:法務省「平成24年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
