平成23年 司法試験 短答式 民事訴訟法 第73問 解説
問題
再審に関する次の1から5までの各記述のうち,正しいものはどれか。
- ①控訴審において控訴を棄却する判決が確定した場合には,これに対する再審の訴えは第一審の判決に対してしなければならない。
- ②当事者が控訴により第一審の判決が前に確定した判決と抵触する旨の主張をしたが,控訴が棄却されて,判決が確定した場合には,当該確定判決に対して同一の事由によって再審の訴えを提起することはできない。正解
- ③再審の訴えを提起した当事者は,再審の訴状に記載した不服の理由を変更することはできない。
- ④再審開始の決定に対しては,不服を申し立てることができない。
- ⑤再審開始の決定後の再審理の結果,再審の対象となった確定判決が正当であると判断した場合には,裁判所は,改めて同一内容の判決をしなければならない。
解説
要点
再審事由を控訴・上告で現に主張して棄却・確定した場合は同一事由による再審提起は不可(民訴法338条1項ただし書)。控訴審が本案判決をしたときは第一審判決に対する再審はできない(338条3項)点も要確認。
結論
選択肢2が正しい。当事者が控訴審で再審事由(前訴確定判決との抵触=338条1項10号)を主張したが控訴が棄却され判決が確定した場合、民事訴訟法338条1項ただし書により同一事由での再審提起は排斥される。他の選択肢は再審に関する各条文の要件・効果を誤って述べている。
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出典:法務省「平成23年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
