平成23年 司法試験 短答式 商法 第46問 解説
問題
監査役に関する次のアからオまでの各規律のうち,監査役の独立性確保を目的としないものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。
ア.監査役の任期は,定款の定めによって短縮することができないとの規律
イ.監査役会設置会社において,取締役が監査役の選任に関する議案を株主総会に提出するには,監査役会の同意を得なければならないとの規律
ウ.補欠の監査役を選任することができるとの規律
エ.監査役を辞任した者は,辞任後最初に招集される株主総会に出席して,辞任した旨及びその理由を述べることができるとの規律
オ.監査役会の決議は,監査役の過半数をもって行うとの規律
- ①ア イ
- ②ア エ
- ③イ オ
- ④ウ エ
- ⑤ウ オ正解
解説
要点
監査役制度の各規律を『独立性確保(取締役からの圧力・干渉排除)』のためのものと『監査役会の意思決定・員数確保という技術的規律』のものとに仕分けられるようにする。任期保障・選任同意権・辞任時の意見陳述権は独立性確保、補欠選任と決議要件(過半数)は組織運営上の技術的規律である。
結論
独立性確保を目的としないのはウ(補欠監査役の選任)とオ(監査役会決議の過半数要件)であり、選択肢5が正しい。ア・イ・エは取締役からの不当な圧力や干渉を排除し、監査役の地位・発言の独立性を守るための規律である。
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出典:法務省「平成23年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
