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平成23年 司法試験 短答式 行政法 第36問エ 解説

平23司法 第36問エ行政法国家賠償法1条の過去問

問題

次のアからエまでの各記述について,法令又は最高裁判所の判例に照らし,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。 エ.上記ウの場合において,認定要件を満たす者が被る損害は,認定されることにより解消されることになるから,申請処理の遅延による精神的苦痛について国家賠償法に基づく慰謝料請求は認められない。
  1. ①正しい
  2. ②誤っている正解

解説

要点
申請に対する処分が遅延した場合、後に認定されても、相当期間内に処分すべき作為義務違反により申請者が受忍限度を超える不安・焦燥感を抱かされたときは、認定処分によって慰謝されない精神的損害として慰謝料請求が認められうる(水俣病認定申請遅延事件)。実体的利益の充足と、遅延による精神的苦痛とは別個の問題である。

結論

選択肢2が正しく、この記述は誤りである。認定要件を満たす者が最終的に認定を受けたとしても、それによって当然にすべての損害が填補されるわけではなく、申請処理の遅延により申請者が受忍限度を超える不安・焦燥感を抱かされた場合には、その精神的苦痛について国家賠償法に基づく慰謝料請求が認められる余地がある。「認定により解消されるから一律に認められない」とする本記述は誤りである。

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出典:法務省「平成23年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。