平成23年 司法試験 短答式 行政法 第22問ウ 解説
問題
行政行為に関する次のアからエまでの各記述について,最高裁判所の判例の趣旨に照らし,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.特許の無効審決が確定する以前には,特許権侵害訴訟を審理する裁判所は,特許に無効理由が存在することが明らかであるか否かについて判断することができない。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
キルビー特許事件判決により、特許権侵害訴訟の受訴裁判所は無効審決確定前でも無効理由の明白性を判断でき、明白な場合は権利濫用として権利行使を制限できる(後に特許法104条の3として明文化)。行政行為の公定力・取消訴訟の排他的管轄は絶対的なものではない。
結論
選択肢2が正しい(記述は誤り)。最高裁は、特許の無効審決が確定する前であっても、特許権侵害訴訟を審理する裁判所は当該特許に無効理由が存在することが明らかであるか否かを判断できるとした。したがって「判断することができない」とする本記述は誤り。
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出典:法務省「平成23年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
