平成22年 司法試験 短答式 憲法 第4問ア 解説
問題
信教の自由に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ア.信仰の表明としてされた特定の行為が他者の権利・利益に対する現実的・具体的害悪を及ぼす場合には,当該行為の基礎となった信仰自体の反社会性を理由に,国家権力が当該信仰を規制することは許される。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
信教の自由のうち内心における信仰そのものは絶対的に保障され、規制の対象となり得るのは外部的な宗教的『行為』にとどまる。加持祈祷事件判決(最大判昭和38年5月15日)も、問題となった行為が信教の自由の保障の限界を逸脱したと構成しており、信仰自体の反社会性を理由に信仰を規制することを認めたものではない。
結論
記述アは誤り(選択肢2が正しい)。信教の自由の保障のもとで規制対象となり得るのは信仰に基づく外部的な『行為』であって、『信仰自体』を反社会的だとして規制することは信教の自由の内心の自由の絶対性に反し許されない。
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出典:法務省「平成22年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
