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平成22年 司法試験 短答式 憲法 第1問イ 解説

平22司法 第1問イ憲法人権総論・享有主体の過去問

問題

人権の享有主体に関する次のアからウまでの各記述について,最高裁判所の判例の趣旨に照らして,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。 イ.税理士会は公益法人であり,また,その会員である税理士に実質的に脱退の自由が認められないから,税理士会がする政治資金規正法上の政治団体に対する政治献金は,それが税理士法改正に関わるものであったとしても,税理士会の目的の範囲外の行為と解される。
  1. ①正しい正解
  2. ②誤っている

解説

要点
南九州税理士会事件では、強制加入団体である税理士会が政治団体へ政治献金することは、税理士法改正に関するものであっても会員の思想・信条の自由を侵害するため目的の範囲外とされた。八幡製鉄事件(株式会社の政治献金は目的の範囲内)との結論の違いを、団体の性質(強制加入か否か)から説明できるようにする。

結論

選択肢1が正しい。南九州税理士会事件判決(最判平成8年3月19日)は、税理士会が政治資金規正法上の政治団体に政治献金をすることは、たとえそれが税理士法改正の実現を目的とするものであっても、税理士会の目的の範囲外の行為であると判示しており、記述イはこの判例の趣旨と一致する。

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出典:法務省「平成22年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。