平成22年 司法試験 短答式 憲法 第4問ウ 解説
問題
信教の自由に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.自己の信仰と法令上の義務とが衝突していて,仮に法令上の義務を履行することが信仰の否定につながるような場合には,法令上の義務を履行せずに自己の信仰を優先する行動をとっても,法令上の規制や処罰を免れる。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
信教の自由も絶対無制約ではなく、内心にとどまらず外部的行為として現れる場合には他者の生命・身体等の法益との調整のため法令上の規制・処罰を受けることがある。信仰との衝突を理由に当然に義務履行を免れるという法理は存在しない。
結論
選択肢2が正しい。信仰と法令上の義務が衝突する場面であっても、信仰を理由にすれば当然に法令上の規制や処罰を免れるという一般的な法理は認められていない。信教の自由は内心の自由としては絶対的だが、外部的行為として現れた場合には他者の権利や公共の利益との調整のため制約を受けうるからである。
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出典:法務省「平成22年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
