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平成22年 司法試験 短答式 刑事訴訟法 第21問 解説

平22司法 第21問刑事訴訟法逮捕・勾留の過去問

問題

捜査機関が行った捜査に関する次のアからキまでの各記述のうち,違法となるものの組合せは,後記1から7までのうちどれか。 ア.司法巡査が,器物損壊被疑事件の被疑者を現行犯人として逮捕した後,留置の必要がないと考え,すぐに釈放した。 イ.検察事務官が,検察官の指揮を受け,詐欺被疑事件の被疑者を呼び出して,その取調べを行った。 ウ.司法警察員が,変死の疑いのある死体につき,検察官から命じられて検視を行った。 エ.検察官が,被疑者の身体の拘束がないまま警察から送致を受けた窃盗被疑事件につき,罪証隠滅のおそれがあるとして,裁判官から逮捕状の発付を受けて被疑者を逮捕した。 オ.司法巡査が,裁判官が発付した逮捕状により,被疑者を逮捕した。 カ.検察事務官が,裁判官が発付した捜索差押許可状により,被疑者の居宅を捜索した。 キ.司法巡査が,裁判官に対し被疑者の逮捕状の発付を請求した。
  1. ①ア オ
  2. ②ア キ正解
  3. ③イ エ
  4. ④イ カ
  5. ⑤ウ エ
  6. ⑥ウ カ
  7. ⑦オ キ

解説

要点
司法巡査には逮捕状請求権も逮捕後の釈放判断権もなく、現行犯逮捕後は直ちに司法警察員へ引致する義務がある(刑訴法199条2項・215条1項)。一方、検察事務官は検察官の指揮の下で取調べ・捜索差押えを行うことができ、検視も検察官が司法警察員にさせることができる。

結論

違法となるのはアとキであり、選択肢2が正しい。アは司法巡査に現行犯逮捕後の釈放権限がないこと、キは司法巡査に逮捕状請求権がないことがそれぞれ理由である。

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出典:法務省「平成22年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。