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令和8年 予備試験 短答式 民法 第1問 解説

問題

未成年者に関する次のアからオまでの各記述のうち、正しいものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。 ア.未成年者が法定代理人の同意を得ないで負担付贈与の申込みを承諾したときは、未成年者は、これを取り消すことができる。 イ.法定代理人が目的を定めて処分を許した財産について、未成年者がその目的の範囲外の処分をした場合は、その処分の相手方が目的の範囲外の処分であることを知り、又は知ることができたときに限り、法定代理人は、その処分を取り消すことができる。 ウ.法定代理人が未成年者に営業を許可した後、その営業に堪えることができない事由が生じたため、法定代理人がその許可を取り消したときは、その取消しは、将来に向かってのみその効力を生ずる。 エ.法定代理人の同意を得ないで締結した売買契約により代金債務を負担した未成年者が、成年に達した時以後に、取消権を有することを知った上で、異議をとどめないでその代金債務の弁済をしたときであっても、その契約の当時法定代理人であった者は、その契約を取り消すことができる。 オ.未成年者のした法律行為の相手方が、未成年者に対し、1か月以上の期間を定めて、その期間内に法定代理人の追認を得るべき旨の催告をし、その未成年者がその期間内にその追認を得た旨の通知を発しないときは、その法律行為を取り消したものとみなされる。
  1. ①ア イ
  2. ②ア ウ正解
  3. ③イ オ
  4. ④ウ エ
  5. ⑤エ オ

解説

要点
未成年者の行為能力制限は、単に権利を得または義務を免れる行為(民法5条1項ただし書)・目的の範囲内の財産処分(5条3項)・許可された営業(6条1項)にのみ例外があり、それ以外は常に同意が必要で相手方の善意悪意は問わない。また催告(20条)は未成年者本人がまだ制限行為能力者である間は本人にしても効果が生じず、法定追認(125条)が成立すれば行為は確定的に有効となる(122条)点に注意。

結論

正しいのはアとウであり、選択肢2が正解である。アは負担付贈与の承諾が「単に権利を得、又は義務を免れる」行為に当たらないため同意が必要で取消し得ること、ウは営業許可の取消しが将来効しか持たないことに基づく。

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出典:法務省「令和8年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。