令和7年 予備試験 短答式 行政法 第20問ウ 解説
問題
抗告訴訟における判決に関する次のアからエまでの各記述について、行政事件訴訟法に照らし、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.処分の取消しの訴えにおいて、処分が違法ではあるが、これを取り消すことにより公の利益に著しい障害を生ずる場合において、原告の受ける損害の程度、その損害の賠償又は防止の程度及び方法その他一切の事情を考慮した上、処分を取り消すことが公共の福祉に適合しないと認められるとして、裁判所が、処分が違法であることを宣言し、請求を棄却する旨の判決をしたときは、原告及び被告のいずれも控訴することができる。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
事情判決の主文は「請求棄却」と「処分が違法である旨の宣言」の二本立てである(行訴法31条1項後段)。原告は請求棄却部分について、被告は主文に掲げられた違法宣言部分について不服があるから、通説上、いずれにも控訴の利益が認められる。
結論
事情判決は主文において「請求を棄却する」旨と「処分が違法である旨」の両方を示す特殊な判決であり、原告は敗訴(請求棄却)部分について、被告は主文中の違法宣言部分について、それぞれ不服の利益(控訴の利益)を有すると解されるため、原告・被告いずれも控訴できる。したがって選択肢1が正しい。
この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
無料で始める間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
出典:法務省「令和7年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
