令和7年 予備試験 短答式 憲法 第8問イ 解説
問題
主権に関する次のアからウまでの各記述について、bの見解がaの見解の批判となっている場合には1を、そうでない場合には2を選びなさい。
イ.a.国民主権原理にいう「国民」とは、観念的抽象的に想定される全国民という統一体のことである。b.国民主権原理は、代表民主制の下でも、直接民主制的制度をできる限り求める原理と捉えるべきである。
- ①bの見解がaの見解の批判となっている正解
- ②そうでない
解説
要点
国民主権論における「ナシオン主権(観念的統一体としての国民)」と「プープル主権(有権者の総体としての人民、直接民主制志向)」の対立軸を押さえ、a説が正当性の契機(観念的国民)を強調する見解であることを見抜けば、bの直接民主制志向の主張がaへの批判として機能することが分かる。
結論
選択肢1が正しい。a説は国民主権の「国民」を観念的抽象的統一体と捉える見解(正当性の契機を重視するナシオン主権論的理解)であり、b説はこれに対し国民主権を直接民主制的制度をできる限り追求すべき原理と主張しており、これはa説が軽視しがちな権力性の契機・実際の民意反映を強調する立場からの批判として機能している。
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出典:法務省「令和7年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
