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令和7年 予備試験 短答式 刑事訴訟法 第20問 解説

令7予備 第20問刑事訴訟法捜索・差押え・検証の過去問

問題

次の【事例】について述べた後記アからオまでの【記述】のうち、正しいものは幾つあるか。後記1から6までのうちから選びなさい。【事例】令和7年2月1日午前1時50分頃、司法警察員Xは、近隣住民から「T公園で男性が血を流して倒れている。」との通報を受け、T公園に向かい、同日午前2時頃、頭から血を流して倒れているVを発見した。Vは、Xに「男に金属バットで頭を殴られ、迷彩柄の財布を奪われた。」と説明した。そこで、Vを被害者とする強盗傷人事件の捜査が開始された。Xは、同日午前3時頃、T公園内の人気のない草むらで、血痕が付着した金属バットを発見し、①その場でこれを押収した。また、XがT公園内に設置された防犯カメラの映像を確認したところ、同日午前1時頃に金属バットを手に持っている男(甲)が映っていた。Xは、同日午前5時頃、T公園から約1キロメートル離れた公道上を歩いている甲を見付け、②甲の尾行を開始した。その尾行中、Xは、甲が迷彩柄の財布を上着のポケットから取り出し、再び同ポケットに戻したことを確認したため、甲に声を掛け、自らが警察官であることを告げた上で、所持品を見せるよう求めた。すると、甲は、上着のポケットから何かを取り出そうとしたが、その際、透明のポリ袋を路上に落とした。Xは、甲の同意を得て同ポリ袋を拾い、中に白色粉末が入っていることを確認した。Xは、同粉末について、③覚醒剤の予試験を実施したところ、覚醒剤であるとの試験結果が得られた。そこで、Xは、④甲を覚醒剤取締法違反(所持)の被疑事実で逮捕し、⑤同ポリ袋とともに、甲の上着のポケット内にあった迷彩柄の財布を押収した。【記述】 ア.下線部①につき、Xは、金属バットを押収するに当たり、裁判官による令状の発付を受ける必要がある。 イ.下線部②につき、Xは、甲を尾行するに当たり、裁判官による令状の発付を受ける必要がある。 ウ.下線部③につき、Xは、予試験を実施するに当たり、甲が同意しているか否かを問わず、裁判官による令状の発付を受ける必要がある。 エ.下線部④につき、Xは、甲を逮捕するに当たり、裁判官による令状の発付を受ける必要がある。 オ.下線部⑤につき、Xは、証拠物を押収するに当たり、ポリ袋と財布のいずれについても、裁判官による令状の発付を受ける必要がある。
  1. ①0個正解
  2. ②1個
  3. ③2個
  4. ④3個
  5. ⑤4個
  6. ⑥5個

解説

要点
遺留物・任意提出物の領置(221条)、現行犯逮捕(212条・213条)、逮捕に伴う無令状捜索差押え(220条1項2号・3項)、任意捜査としての尾行や同意に基づく簡易な予試験は、いずれも令状不要の典型場面であることを押さえる。オは、少なくともポリ袋について令状が不要である以上「いずれについても必要」とはいえない点で誤りとなる。

結論

ア〜オのいずれも「令状が必要」とする点で誤りであり、正しい記述は0個である。金属バットとポリ袋は遺留物・任意提出物の領置(刑訴法221条)、逮捕は現行犯逮捕(同212条・213条)、尾行と同意に基づく予試験は任意捜査として、いずれも令状なしで行える。財布についても、少なくともポリ袋が令状なしに押収できる以上、「いずれについても令状が必要」とするオは誤りとなる。

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出典:法務省「令和7年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。