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令和6年 予備試験 短答式 行政法 第19問 解説

令6予備 第19問行政法取消訴訟の訴訟要件の過去問

問題

訴えの利益に関する次のアからウまでの各記述について、最高裁判所の判例に照らし、正しいものに○、誤っているものに×を付した場合の組合せを、後記1から8までの中から選びなさい。 ア.市街化区域内にある土地を開発区域として都市計画法第29条による開発許可を受けた開発行為に関する工事が完了し、当該工事の検査済証の交付がされた後においても、予定建築物についていまだ建築確認がされていないときは、当該許可の取消しを求める訴えの利益は失われない。 イ.保安林指定解除処分の取消訴訟係属中に代替施設の設置によって洪水や渇水の危険が解消され、その防止上からは保安林の存続の必要性がなくなったとしても、そのような事情は、事情判決に関する規定の適用に際して考慮されるべき事柄であって、当該解除処分の取消しを求める訴えの利益を消滅させるものではない。 ウ.自動車等運転免許証の有効期間の更新に当たり、一般運転者として扱われ、優良運転者である旨の記載のない免許証を交付されて更新処分を受けた者は、上記記載の有無により免許証の有効期間に差異がないことから、自己が優良運転者に当たる旨主張して当該更新処分の取消しを求める訴えの利益を有しない。
  1. ①ア○ イ○ ウ○
  2. ②ア○ イ○ ウ×
  3. ③ア○ イ× ウ○
  4. ④ア○ イ× ウ×
  5. ⑤ア× イ○ ウ○
  6. ⑥ア× イ○ ウ×
  7. ⑦ア× イ× ウ○
  8. ⑧ア× イ× ウ×正解

解説

要点
訴えの利益の有無は、処分の法的効果が消滅したか、原告の法的地位に現に不利益な影響が残っているかを個別に判例に即して検討する。開発許可・保安林解除・運転免許更新のいずれも「事実状態の変化=訴えの利益消滅」と短絡せず、判例の具体的な理由付けを正確に押さえることが重要。

結論

ア・イ・ウのいずれも誤り(×)であり、選択肢8が正しい。開発許可は工事完了・検査済証交付により建築確認の有無にかかわらず訴えの利益が消滅し、保安林解除は代替施設設置により危険解消時点で訴えの利益自体が消滅し、運転免許更新では一般運転者として扱われた者にも優良運転者である旨の主張につき訴えの利益が認められる。

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出典:法務省「令和6年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。