令和4年 予備試験 短答式 民法 第15問 解説
問題
遺言に関する次のアからオまでの各記述のうち、誤っているものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。
ア.被保佐人は、保佐人の同意を得ずに遺言をすることができる。
イ.遺言者は、遺産の分割の方法を定めることを第三者に委託する旨の遺言をすることができる。
ウ.被後見人が、後見の計算の終了前に、法人である後見人の利益となるべき遺言をしたときは、その遺言は、無効である。
エ.共同相続人の一人の相続分を定める遺言は、他の共同相続人の遺留分を侵害しない範囲でのみ効力を生じる。
オ.遺言者は、任意の方式で遺言を撤回することができる。
- ①ア イ
- ②ア エ
- ③イ ウ
- ④ウ オ
- ⑤エ オ正解
解説
要点
相続分の指定は遺留分を侵害しても当然無効にはならず遺留分侵害額請求(1046条)による調整にとどまること、遺言の撤回は遺言の方式に従ってしなければならないこと(任意の方式では足りない)を押さえる。
結論
誤っているのはエとオであり、選択肢5が正しい。相続分の指定は遺留分を侵害しても当然に無効となるのではなく遺留分侵害額請求による調整の対象となるにすぎず、また遺言の撤回は遺言の方式に従ってしなければならないため「任意の方式」で足りるとする点が誤りである。
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出典:法務省「令和4年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
