令和4年 予備試験 短答式 行政法 第24問エ 解説
問題
行政組織に関する次のアからエまでの各記述について、法令又は最高裁判所の判例に照らし、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
エ.下級行政機関の事務処理に関し、上級行政機関の指揮監督権の一つとして承認等を行う権限が認められることがあるが、上級行政機関により不承認とされた場合、下級行政機関は、その不承認の取消しを求めて抗告訴訟を提起することができる。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
同一行政主体内部の上級機関・下級機関間の指揮監督関係(承認・不承認等)は、対外的な処分ではなく組織内部の行為にすぎないため、下級行政機関が抗告訴訟の原告となってその取消しを求めることはできない。
結論
選択肢2が正しい。上級行政機関による不承認は同一行政主体内部の指揮監督関係における内部行為であり、下級行政機関は独立した権利義務の主体として外部に対して法的地位を持つ存在ではないため、抗告訴訟の原告適格を欠き、その取消しを求めて抗告訴訟を提起することはできない。
この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
無料で始める間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
出典:法務省「令和4年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
