令和4年 予備試験 短答式 憲法 第10問 解説
問題
国政調査権に関する次のアからウまでの各記述について、正しいものには〇、誤っているものには×を付した場合の組み合わせを、後記1から8までの中から選びなさい。
ア.憲法第62条において、議院は、国政調査に関して、証人の出頭、証言及び記録の提出を要求することができるとされているところ、その実効性を担保するため、法律は、証人が正当な理由なく出頭を拒否した場合や、偽証した場合に刑罰を科す旨を定めている。
イ.議院が、係属中の刑事事件において審理されている事実と同一の事実について調査することは、その調査の方法、目的を問わず、司法権の独立を侵すものであって許されない。
ウ.国政調査権の法的性質を、議院の憲法上の権能を実効的に行使するための補助的権能であると捉える立場からすると、国政調査権が国民の知る権利に仕える機能を有すると理解することはできない。
- ①ア○ イ○ ウ○
- ②ア○ イ○ ウ×
- ③ア○ イ× ウ○
- ④ア○ イ× ウ×正解
- ⑤ア× イ○ ウ○
- ⑥ア× イ○ ウ×
- ⑦ア× イ× ウ○
- ⑧ア× イ× ウ×
解説
要点
国政調査権は補助的権能説が通説だが、それでも国民の知る権利に奉仕する機能は否定されない。また司法権独立との関係では、目的・方法次第で並行調査も許容されうるので「一律に許されない」とする記述は誤り。
結論
選択肢4(ア○イ×ウ×)が正しい。憲法62条の実効性を担保する罰則規定は実在するためアは正しいが、イは調査の目的・方法を問わず一律に否定する点で誤り、ウは補助的権能説と知る権利仕える機能とが両立し得る点を見落としており誤りである。
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出典:法務省「令和4年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
