SaySayLaw無料で演習する

令和2年 予備試験 短答式 憲法 第4問イ 解説

令2予備 第4問イ憲法表現の自由の過去問

問題

知る権利に関する次のアからウまでの各記述について,bの見解がaの見解の根拠となっている場合には1を,そうでない場合には2を選びなさい。 イ.a.日本放送協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者に受信契約の締結を強制する放送法の規定は,憲法第21条第1項の保障する情報摂取の自由を制限するものであり,その合憲性は厳格に審査される必要がある。b.国民の知る権利を実現するためにいかなる放送制度を採用するかは立法裁量の問題である。
  1. ①bの見解がaの見解の根拠となっている
  2. ②そうでない正解

解説

要点
ある記述が別の記述の『根拠』になっているかを問う問題では、両者が同じ結論(強い制約→厳格審査)を導く関係にあるかを確認する。立法裁量を強調する見解は、通常は緩やかな審査を導くものであり、厳格審査を求める見解の根拠にはならない。

結論

bの見解(放送制度の設計は立法裁量の問題である)は、aの見解(受信契約締結の強制は知る権利を制限するので厳格審査が必要である)を支える論理にはならない。むしろ立法裁量を広く認める発想は緩やかな審査基準につながるものであり、両者は方向性が逆であるため、選択肢2(そうでない)が正しい。

この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
無料で始める

出典:法務省「令和2年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。