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平成30年 予備試験 短答式 民法 第2問 解説

平30予備 第2問民法代理の過去問

問題

任意代理に関する次のアからオまでの各記述のうち,誤っているものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。 ア.特定の法律行為をすることを委託された代理人が本人の指図に従ってその行為をした場合,本人は,自ら過失によって知らなかった事情について代理人が過失なく知らなかったことを主張することができない。 イ.権限の定めのない代理人は,保存行為をする権限のみを有する。 ウ.代理人が相手方と通謀して売買契約の締結を仮装した場合,相手方は,本人がその通謀虚偽表示を知っていたか否かにかかわらず,当該売買契約の無効を主張することができる。 エ.代理人が保佐開始の審判を受けたときは,代理権は消滅する。 オ.代理人が相手方と売買契約を締結した後,その代理人が制限行為能力者であったことが判明した場合であっても,本人は当該売買契約を行為能力の制限によって取り消すことができない。
  1. ①ア イ
  2. ②ア オ
  3. ③イ エ正解
  4. ④ウ エ
  5. ⑤ウ オ

解説

要点
権限の定めのない代理人は保存行為のほか、目的物・権利の性質を変えない範囲での利用・改良行為もできる(103条)。代理権の消滅事由(111条1項)は本人の死亡、代理人の死亡・破産手続開始の決定・後見開始の審判に限られ、保佐開始の審判は含まれない。

結論

誤っている記述はイとエであり、選択肢3が正解である。イは権限の定めのない代理人の権限を保存行為のみに限定している点で誤り、エは代理権の消滅事由に保佐開始の審判を挙げている点で誤りである。

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出典:法務省「平成30年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。