平成30年 予備試験 短答式 刑事訴訟法 第19問ウ 解説
問題
次のアからオまでの各記述のうち,正しいものには1を,誤っているものには2を選びなさい。ただし,判例がある場合には,それに照らして考えるものとする。
ウ.呼気検査は,酒気を帯びて車両等を運転することの防止を目的として運転者らから呼気を採取してアルコール保有の程度を調査するものであり,その供述を得ようとするものではないから,検査を拒んだ者を処罰する道路交通法の規定は,憲法第38条第1項に違反しない。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
憲法38条1項の保障は「供述」を強要されない権利であり、呼気の採取のような非供述的な資料の提供はその対象外であるため、呼気検査拒否罪(道交法67条3項・118条の2)は合憲である(最判平成9年1月30日)。
結論
選択肢1が正しい。呼気検査は運転者から呼気という物理的な資料を採取してアルコール保有量を調べるものであり、供述を求めるものではないから、憲法38条1項の「自己に不利益な供述」を強要されない権利とは無関係であり、検査拒否を処罰する道路交通法の規定は同項に違反しない。
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出典:法務省「平成30年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
