平成30年 予備試験 短答式 刑事訴訟法 第14問 解説
問題
捜査の端緒に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものは幾つあるか。後記1から6までのうちから選びなさい。ただし,判例がある場合には,それに照らして考えるものとする。
ア.検視を行うに当たっては,死因の確認のために,令状なくして,対象となる死体から注射器を用いて血液を採取したり,腹部を切開したりすることができる。
イ.被害者の法定代理人たる親権者が2人いるときは,その各自が被害者の法定代理人として,告訴をすることができる。
ウ.司法警察員は,告発を受けたときは,速やかにこれに関する書類及び証拠物を検察官に送付しなければならない。
エ.検察官又は司法警察員は,口頭による自首を受けたときは調書を作らなければならない。
オ.警察官は,異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯したと疑うに足りる相当な理由のある者を停止させて質問することはできるが,質問するため,付近の警察署に同行することを求めることはできない。
- ①0個
- ②1個
- ③2個
- ④3個正解
- ⑤4個
- ⑥5個
解説
要点
検視は強制処分ではないが、血液採取・解剖等の身体侵襲を伴う行為には別途令状(鑑定処分許可状等)が必要。告訴・告発・自首の書面化・送付義務(刑訴法241条〜245条)と、職務質問における任意同行の可否(警察官職務執行法2条2項)は条文の文言を正確に押さえること。
結論
正しいのはイ・ウ・エの3つであり、選択肢4(3個)が正解である。アは検視における血液採取・切開に令状が不要とする点が誤り、オは任意同行を求めることができないとする点が誤りである。
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出典:法務省「平成30年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
