平成29年 予備試験 短答式 憲法 第2問ア 解説
問題
思想・良心の自由に関する次のアからウまでの各記述について,最高裁判所の判例の趣旨に照らして,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ア.企業が従業員を採用するに際して,その者の在学中における団体加入や学生運動参加の事実の有無について申告を求めることは,その事実がその者の思想・良心と全く関係ないものではないから,違法である。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
三菱樹脂事件判決は、企業には契約締結の自由(採用の自由)があり、思想・信条を理由とする採否決定や、その調査のための申告要求も原則として違法とはならないとした。私人間の行為には憲法19条は直接適用されない。
結論
選択肢2が正しい。最高裁は三菱樹脂事件判決において、企業が採用に際し思想・信条に関連する事項(学生運動歴等)について申告を求めることは、企業の契約締結の自由の一環として原則として違法ではないとしている。したがって、本記述の「違法である」という結論は判例の趣旨に反し、誤りである。
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出典:法務省「平成29年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
