平成28年 予備試験 短答式 憲法 第4問ウ 解説
問題
海外渡航の自由に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ウ.判例は,「著しく,かつ,直接に日本国の利益又は公安を害する行為を行うおそれがあると認めるに足りる相当の理由がある者」につき外務大臣が旅券の発給を拒否できる旨定めた旅券法の規定を,公共の福祉のための合理的な制限を定めたものとして合憲と解している。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
帆足計事件判決は、海外渡航(外国へ一時旅行する)の自由を憲法22条2項の『外国移住の自由』に含めつつ、旅券発給拒否事由を定める旅券法13条1項5号(現行は同項7号)を公共の福祉による合理的制限として合憲と判断した。
結論
判例(帆足計事件、最大判昭和33年9月10日)は、旅券法が定める「著しく、かつ、直接に日本国の利益又は公安を害する行為を行う虞がある者」に対する旅券発給拒否規定を、海外渡航の自由に対する公共の福祉による合理的な制限として合憲と判断している。したがって記述ウは正しく、選択肢1が正解となる。
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出典:法務省「平成28年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
