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平成28年 予備試験 短答式 憲法 第4問イ 解説

問題

海外渡航の自由に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。 イ.憲法第22条第1項の「公共の福祉」との文言によって直ちに広範な政策的制約が許されるものではないと考えれば,海外渡航の自由について,憲法上の根拠を同項に求めるか他の条項に求めるかによって,許される制約の程度に決定的な差異は生じない。
  1. ①正しい正解
  2. ②誤っている

解説

要点
海外渡航の自由の憲法上の根拠(22条1項・22条2項・13条)の議論は、「公共の福祉」をどう解釈するかと連動している。公共の福祉を内在的制約として狭く解する立場では、根拠条文の違いは制約の程度の差に直結しない。

結論

選択肢1が正しい。「公共の福祉」の文言から直ちに広範な政策的制約を導かないという立場(公共の福祉=人権相互の矛盾衝突を調整する内在的制約の原理)に立つならば、海外渡航の自由の憲法上の根拠を22条1項に求めても、22条2項や13条に求めても、いずれの場合も制約の合憲性は「合理的で必要やむを得ない限度」といった実質的な基準で判断されることになり、根拠条文の違い自体が制約の広狭を決定づけるわけではない。

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出典:法務省「平成28年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。