平成28年 予備試験 短答式 憲法 第8問 解説
問題
政党に関する次のアからウまでの各記述について,正しいものには○,誤っているものには×を付した場合の組合せを,後記1から8までの中から選びなさい。
ア.政党は,政治上の信条,意見等を共通にする者が任意に結成するものであって,党員に対して政治的忠誠を要求し,一定の統制を施すなどの自治権能を有する。
イ.政党は,内部的自律権を有し,政党が組織内の自律的運用として党員に対してした除名等の処分の当否については,原則として政党による自律的な解決に委ねられる。
ウ.小選挙区選出の衆議院議員について,政党の方針に反したことを理由として除名された場合に議員の身分を当然喪失するとの制度を設けても,違憲とは解されない。
- ①ア○ イ○ ウ○
- ②ア○ イ○ ウ×正解
- ③ア○ イ× ウ○
- ④ア○ イ× ウ×
- ⑤ア× イ○ ウ○
- ⑥ア× イ○ ウ×
- ⑦ア× イ× ウ○
- ⑧ア× イ× ウ×
解説
要点
政党の自治権能・内部的自律権(共産党袴田事件)は正しいが、小選挙区選出議員を政党の除名により当然失職させる制度は自由委任の原則(憲法43条1項・51条)に反し違憲と解される点が本問の核心。
結論
選択肢2(ア○イ○ウ×)が正しい。政党は自治権能を有し(ア)、内部的自律権に基づく除名処分は原則として自律的解決に委ねられる(イ)が、小選挙区選出の衆議院議員について政党除名により議員身分を当然喪失させる制度を設けることは、自由委任の原則に反し違憲と解されるため(ウは誤り)。
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出典:法務省「平成28年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
