平成28年 予備試験 短答式 刑法 第4問ア 解説
問題
住居を侵す罪に関する次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ア.強盗の意図を隠してA方の玄関前で「こんばんは。」と言ったところ,来客と勘違いしたAから「どうぞお入りください。」と言われてA方住居に立ち入った場合,住居侵入罪が成立する。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
住居侵入罪の「侵入」とは居住者の意思に反する立入りをいい(判例)、強盗目的を秘して形式的に承諾を得て立ち入っても真意に基づく承諾とはいえず、住居侵入罪が成立する(最判昭和23年5月20日)。
結論
選択肢1(正しい=住居侵入罪が成立する)が正解である。居住者が誤解に基づいて招き入れたとしても、真の目的(強盗)を告げれば立入りを拒否されたはずであるから、その承諾は真意に基づく有効な承諾とはいえず、住居権者の意思に反する立入りとして住居侵入罪が成立する。本記述と同じ事案につき、判例も住居侵入罪の成立を認めている(最判昭和23年5月20日)。
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出典:法務省「平成28年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
