SaySayLaw無料で演習する

平成28年 予備試験 短答式 刑事訴訟法 第24問エ 解説

平28予備 第24問エ刑事訴訟法証拠能力総論・違法収集証拠の過去問

問題

次の【事例】に関し,捜査機関が収集した後記アからオまでの【証拠】について,「直接証拠とは,犯罪事実を直接に証明する証拠をいう。」とする見解を前提とした場合,直接証拠に該当するものには1を,直接証拠に該当しないものには2を選びなさい。【事 例】甲は,平成28年2月1日午後7時頃,Hマンション401号室のV方において,Vを包丁で刺殺した。【証 拠】 エ.V方に遺留されていた,Vの血液及び甲の指紋が付着した包丁
  1. ①直接証拠に該当する
  2. ②直接証拠に該当しない正解

解説

要点
直接証拠とは主要事実(犯罪事実)を推認の過程を経ずに直接証明する証拠をいい、物的証拠は原則として間接証拠(情況証拠)にとどまる。凶器の存在は犯人性・実行行為を推認させる間接事実にすぎない。

結論

V方に遺留された、Vの血液と甲の指紋が付着した包丁は、直接証拠に該当しない(選択肢2が正しい)。この包丁は甲が現場にいたこと・凶器に触れたことを推認させる間接事実の証拠にとどまり、甲がVを刺殺したという犯罪事実そのものを直接証明するものではないからである。

この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
無料で始める

出典:法務省「平成28年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。