平成28年 予備試験 短答式 刑事訴訟法 第24問ア 解説
問題
次の【事例】に関し,捜査機関が収集した後記アからオまでの【証拠】について,「直接証拠とは,犯罪事実を直接に証明する証拠をいう。」とする見解を前提とした場合,直接証拠に該当するものには1を,直接証拠に該当しないものには2を選びなさい。【事 例】甲は,平成28年2月1日午後7時頃,Hマンション401号室のV方において,Vを包丁で刺殺した。【証 拠】
ア.「平成28年2月1日午後6時58分頃,包丁を持った甲がHマンション1階でエレベーターに乗り,4階で降りた後,401号室方向に向かう状況」を撮影した防犯カメラ映像
- ①直接証拠に該当する
- ②直接証拠に該当しない正解
解説
要点
直接証拠とは要証事実である犯罪事実(構成要件該当事実)そのものを直接証明する証拠であり、そこに至る間接事実を推認させるにすぎない証拠は間接証拠(情況証拠)である。防犯カメラ映像は「甲が犯行直前に現場付近にいた」という間接事実の証明にとどまる典型例。
結論
本記述の防犯カメラ映像は、甲が犯行時刻直前に現場付近(Hマンション4階、401号室方向)に向かっていたことを示すにとどまり、甲がVを刺殺したという犯罪事実そのものを直接証明するものではない。したがって直接証拠には該当せず、正解は選択肢2である。
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出典:法務省「平成28年予備試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
