令和8年 司法試験 短答式 民法 第33問 解説
問題
いずれも婚姻をしていないA男とB女との間に子Cが生まれた。この場合に関する次のアからオまでの各記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。
ア.BとCとの法律上の母子関係は、Bの認知がなくても生ずる。
イ.Cが成年に達したときは、Aは、Cの承諾がなければ、Cを認知することができない。
ウ.Aが未成年者であるときは、Aは、法定代理人の同意がなければ、Cを認知することができない。
エ.Cは、Aが死亡したときは、以後AC間の父子関係について認知の訴えを提起することができない。
オ.AがCを認知したときは、Cに対する親権は、AとBが共同して行う。
- ①ア イ正解
- ②ア オ
- ③イ ウ
- ④ウ エ
- ⑤ウ オ
解説
要点
母子関係は分娩の事実により当然に発生し認知不要(判例)、成年の子の認知には子の承諾が必要(782条)、認知に法定代理人の同意は不要(780条)、父死亡後も認知の訴えは3年間検察官を被告として可能(787条ただし書)、認知された子の親権は原則として母が行い、認知だけでは父(又は父母双方)が親権者とならない(819条4項)ことを整理して覚える。
結論
正しいのはアとイであり、選択肢1が正解である。母子関係は分娩の事実により当然に発生し認知を要しないという判例法理(ア)と、成年の子を認知するには子の承諾が必要という民法782条の明文(イ)が、いずれも判例・条文どおりの正しい記述である。
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出典:法務省「令和8年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
