令和8年 司法試験 短答式 憲法 第19問イ 解説
問題
地方自治に関する次のアからウまでの各記述について、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
イ.憲法第94条は、地方公共団体は法律の範囲内で条例を制定することができると規定しているが、判例によれば、条例が法律と同一の目的で法律よりも厳しい規制基準を定めているとしても、そのことから直ちに条例が法律に違反することにはならない。
- ①正しい正解
- ②誤っている
解説
要点
条例が法令に違反するかどうかは、両者の対象事項と規定文言の対比のみでなく、それぞれの趣旨・目的・内容・効果を比較し、法令が全国一律の同一規制を意図しているか否かを検討して実質的に判断する(徳島市公安条例事件)。同一目的でも法令が全国最低限度の規制にとどめる趣旨なら、上乗せ・横出し条例は許される。
結論
選択肢1が正しい。判例(徳島市公安条例事件、最大判昭和50年9月10日)は、条例が国の法令と同一の目的で法令より厳しい規制を定めていても、法令がそれと異なる規制を全国一律に施すことを意図した趣旨でない限り、条例が法令に違反するとは言えないとしており、本記述はこの判旨と合致する。
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出典:法務省「令和8年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
