令和8年 司法試験 短答式 憲法 第13問ア 解説
問題
政党に関する次のアからウまでの各記述について、最高裁判所の判例の趣旨に照らして、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
ア.労働組合は、労働者の労働条件の維持改善その他経済的地位の向上を図ることを主たる目的とする団体であるから、組織として支持政党又はいわゆる統一候補を決定し、その選挙運動を推進したり、組合出身の立候補者の選挙運動を支援する目的でその所属政党に寄付するための資金を組合員から強制的に徴収することも許される。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
労働組合の統制権は無制限ではなく、組合員個人の政治的思想・信条に関わる事項(特定政党・特定候補者支援のための資金拠出)については、多数決をもってしても協力を強制できないという国労広島地本事件の規範を押さえる。
結論
選択肢2が正しい(本記述は誤り)。最高裁は、労働組合が組合員から統一候補支援や組合出身候補者の選挙運動支援のための資金を強制的に徴収することは許されないとしている。労働条件の維持改善という団体目的の範囲を超え、組合員個人の政治的思想・信条に関わる事項について協力を強制することはできないからである。
この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
無料で始める間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
出典:法務省「令和8年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
