SaySayLaw無料で演習する

令和7年 司法試験 短答式 憲法 第1問ウ 解説

令7司法 第1問ウ憲法人権総論・享有主体の過去問

問題

「公共の福祉」に関する次のアからウまでの各記述について、bの見解がaの見解の批判となっている場合には1を、そうでない場合には2を選びなさい。 ウ.a.「公共の福祉」とは人権相互の矛盾・衝突を調整するための実質的公平の原理であり、この意味での「公共の福祉」は、憲法規定にかかわらず全ての人権に論理必然的に内在している。b.人権に対する制約を全て人権の内在的制約として説明する考え方は、論理的に殺人の自由や強盗の自由をも一旦憲法の保障する人権に含めた上で、その制約の可否を議論することになるので、人権に関する一般的な理解や説明と整合しない。
  1. ①bの見解がaの見解の批判となっている正解
  2. ②そうでない

解説

要点
『内在的制約説』は人権制約を全て人権に内在する制約として説明するため、殺人や強盗のような行為まで一旦『人権』として憲法の保障範囲に取り込んでしまう不合理を生む、という批判が成り立つ。この対応関係を押さえれば同種の見解対立問題に応用できる。

結論

bの見解はaの見解に対する妥当な批判となっているため、正解は選択肢1である。aは「公共の福祉」を人権に論理必然的に内在する制約原理と捉える立場(内在的制約説)であり、bはその帰結として殺人や強盗のような行為まで一旦は人権として保障範囲に含めた上で制約の可否を論じることになる不合理さを指摘しており、これはaの論理構造に対する的確な批判である。

この分野を、あなたの弱点に合わせて演習
間違えた問題は忘れかけた頃に出し直し。論文の AI 採点も(Pro)。
無料で始める

出典:法務省「令和7年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。