令和7年 司法試験 短答式 憲法 第11問イ 解説
問題
主権に関する次のアからウまでの各記述について、bの見解がaの見解の批判となっている場合には1を、そうでない場合には2を選びなさい。
イ.a.国民主権原理にいう「国民」とは、観念的抽象的に想定される全国民という統一体のことである。b.国民主権原理は、代表民主制の下でも、直接民主制的制度をできる限り求める原理と捉えるべきである。
- ①bの見解がaの見解の批判となっている正解
- ②そうでない
解説
要点
国民主権論における「国民=観念的統一体」とするナシオン主権的理解と、「国民主権=人民による権力行使」を重視し直接民主制的制度の拡充を求めるプープル主権的理解は対立関係にあり、後者は前者に対する批判として機能する。
結論
aは国民主権にいう「国民」を観念的・抽象的な全国民という統一体と捉える見解(ナシオン主権論的理解)であり、bは国民主権を代表民主制の下でも直接民主制的制度をできる限り求める原理と捉える見解(プープル主権論的理解)である。bはaの観念的国民概念では国民の意思が実質的に反映されないという批判として機能するため、正解は選択肢1である。
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出典:法務省「令和7年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
