令和7年 司法試験 短答式 刑法 第9問エ 解説
問題
公務執行妨害罪に関するアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し、正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
エ.甲は、制服警察官AがBに対して実施していた所持品検査をやめさせようと考え、Aの背部を蹴ったが、Aが同所持品検査を中断することはなかった。この場合、現実にAの職務の執行を妨害する結果が発生していないから、甲に公務執行妨害罪は成立しない。
- ①正しい
- ②誤っている正解
解説
要点
公務執行妨害罪(刑法95条1項)は、暴行・脅迫が公務員の職務執行に向けられ、これを妨害するに足りる程度のものであれば足り、現実に職務執行が妨害される結果の発生は不要である(講学上、抽象的危険犯と位置づけられる)。
結論
選択肢2が正しい。公務執行妨害罪は現実に職務の執行が妨害されたという結果の発生を要件としないため、甲の暴行によりAの所持品検査が中断しなかったとしても、甲には同罪が成立する。
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出典:法務省「令和7年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
