令和6年 司法試験 短答式 憲法 第11問ア 解説
問題
法の支配に関する次のアからウまでの各記述について、bの見解がaの見解の根拠となっている場合には1を、そうでない場合には2を選びなさい。
ア.a.イギリスで20世紀までに成立した法の支配は、制定法とコモン・ローを中心とした「正規の法」による支配を意味しており、裁判所による法の適用を保障することを要求している。b.イギリスでは、17世紀の国会と国王との抗争を経て、国会が主権を有するという観念が確立された。
- ①bの見解がaの見解の根拠となっている
- ②そうでない正解
解説
要点
イギリス憲法における「法の支配」と「国会主権(議会主権)」は別個の原理であり、後者の確立は前者の根拠にはならない。むしろ両者は緊張関係に立つとされる点を押さえる。
結論
選択肢2が正しい。aの「法の支配」(裁判所による法の適用の保障)とbの「国会主権の確立」(17世紀の抗争を経た国会主権観念)は、歴史的には並行して発展したイギリス憲法の二つの異なる原理であり、bはaの根拠にはならない。
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出典:法務省「令和6年司法試験」(問題文は表示のため改行等を整えています)。解説は AI を用いて作成し、条文との照合と再検証を経ていますが、誤りを含む可能性があります。
